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【ネタバレ注意】『亡国のイージス』やってたよ 勝地涼の前髪クネってない。福井晴敏の原作読んでないとキツイかも。撮影許可の時の海自が出した条件が意外 [映画]

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夜中に福井晴敏原作の『亡国のイージス』をやっていましたよ。半分くらい見逃したけど。

原作の小説は読んでいたから、途中からでも話がわかってよかった。

真田広之とか、中井貴一とか、寺尾聰とか、いい役者揃えているから、
演技は見応えあったなあ。勝地涼が若い自衛官役で出てたし。
前髪もクネってないし。

ホンモノのイージス艦を使って撮影してたようですね。
自衛隊も協力してくれたようですし。

~~~~~ここからネタバレを含みます~~~~~
実は、この映画、最初に協力を要請した時に、
「最新鋭の護衛艦の艦長が反乱を起こすような映画に協力できない」と
断られたそうです。

当時の石破防衛庁長官が理解のある人だったのと、
何度も頼み込んだ熱意が通じてOKをもらったのですが、
自衛隊が撮影に協力する条件として、海上自衛隊の
お偉いさんからいくつか要望がだされたそうです。

その一つが、北朝鮮と通じて裏切る役を、
艦長から副長に変更させたこと。

原作では艦長が裏切るのですが、「護衛艦の艦長ともあろうものが、
私情で日本を裏切ることなど絶対にありえない」という理由で変更になったのだとか。


それからもう一つ出された条件があるそうです。
これがちょっと意外でした。


それは

北朝鮮(映画では「某国」)の工作員もリスペクトして描くこと

だったとか。

「敵とはいえ、国のために命をかけて戦う人間を卑劣な者として描くことはやめてもらいたい」

ということだったそうです。言われたスタッフ一同は、
その言葉に感動したのだとか。

だから中井貴一率いる北朝鮮の潜入工作員たちも、
かなり立派な敵として描かれています。


ただし、残念なところもありました。


原作が文庫でも上下巻あるような分厚い内容なので、
仕方ないといえば仕方ないのですが、大事なシーンとか、
大掛かりなアクションシーンがカットされていたのが
残念です。予算の都合もあったかもしれません。

原作だと、結構派手な戦闘シーンが
あちらこちらに出てくるのですが、
意外と地味な仕上がりでした。

それからもう一つ、作品のもつメッセージ性が
ちょっと薄くなってしまっていたのも残念です。

現実にある北朝鮮の脅威とか、
日本人の国防に関する意識の欠如への問題提起とか、
戦後の日本が抱えてきたいろいろな矛盾だとか、
なんで宮津一派が反乱をおこしたのか、そして
どうして北朝鮮工作員と協力したのかという説明などが
かなり削られてしまったために、なんだか今ひとつ
消化不良な映画になってしまっています。

~~~~~ネタバレここまで~~~~~

原作も役者もいいのが揃っていただけに、
なんかもったいないなーという感じです。

映画を観て「?」がたくさん出てきた人は
原作を読むのをおすすめします。

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