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28日の北京・天安門広場の事件は、『ウイグル族の独立派によるテロ』と断定!でっち上げ?それともウイグル族のレジスタンス運動? [気になるニュース]

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昨日紹介した、中国北京の天安門広場に車が突っ込み、
爆発炎上し、5人が死亡、
38人が重軽傷を負った事件の続報です。


中国政府当局の発表によりますと、

この事件を起こしたのは、
ウイグル族の独立派とのこと。

中国版のツイッター「微博」には、
公安当局が事件当日から、
市内の宿泊施設に情報提供を求めたとされる
通知文を写した画像が出回っています。


つまり、中国当局は、この事件の犯人を
ウイグル独立派と断定していることがうかがえます。

問題の画像の中には、
「28日に北京市で重大事件が発生した」とした上で、
容疑者として新疆ウイグル自治区に戸籍がある
ウイグル族と見られる43歳と25歳の男性二人の氏名と
個人情報が書かれているそうです。

さらに、容疑者の車両として新疆ウイグル自治区の
ナンバーがついた車4台の情報も掲載されているそうです。

そういった情報を並べた上で、
「何か知っているなら申し出るように」
と捜査への協力を求めています。

容疑者のうちの一人は、ことし治安当局と
武装グループの大規模な衝突があった場所。
それが今回のテロにつながったと、
中国の治安当局は考えているようです。



今日の事件現場は、いつもより多くの警官が
出動し、捜査と監視を続けているようです。

中国の国際情報紙「環球時報」は、
今日の社説で、「この事件がテロか
どうかは分からない」と前置きした上で、
「こういう方法をテロリストがとることは
あり得る」と言っています。

おそらく、新聞記者個人の意見というより、
政府の意向で書かれた記事でしょう。


ただ、この事件、発表されている
情報ソースが中国政府当局のものしかない、
というところが問題ですね。

本当にウイグル族だったのか
どうかすら、我々にはわかりません。



下手をすると、ウイグル族弾圧のための
自作自演という可能性だってあります。

もちろん、本当にテロだった、
という可能性もあります。


唯一はっきりしているのは、
「中国政府当局の発表は鵜呑みにできない」
ということと、
「これから中国治安当局はウイグル族への弾圧を強化するつもりだ」
という点だけです。


事件の目撃者の情報として、
事故をおこした車が突入する前、
窓から黒い旗をふっていたというものがあります。

また、別の目撃者情報として、
爆発物が積まれていたとするものも
ありますが、治安当局の検閲にあって、
削除されてしまったようです。


さすが言論弾圧国家ですね。
インターネットでの反政府的な
書き込みを監視する部隊だけで
2万人もいるそうですから。

中国のインターネットカフェで
「天安門事件」と検索した日本人が、
30分後に飛んできた警察官に
拘束されて、「おまえが中国人なら
とっくに牢屋にぶちこんでるぞ」と
言われた、なんていう話を
聞いたことがあります。


また、ウイグル族に間違われた
日本人観光客が、何もしてないのに
警官の尋問を受けた、という話も
あります。その人はパスポートを
見せたら、警官の態度が急に
変わったなんていう話もありました。


少数民族の弾圧もそうですが、
貧富の差の拡大もあって、
一般大衆に不満が溜まっています。

各地で小規模な暴動や農民反乱が
頻発しているらしいのですが、
そういう情報が出てくることは
ほとんどありませんね。

わかっているだけで9万件の
暴動・反乱が起きています。

中国政府が反日運動をあおったり、
日本の尖閣諸島にちょっかいを出すのも、
「共通の敵」である日本を目立たせることで、
政府に対する不満をそらせようとしているから、
という話もあるくらいです。

中国の一般の人たち、特に弾圧を受けている
ウイグル族やチベット族の人たちが、
ちゃんと独立できるように願います。

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