帝国ホテルでも加工品を「ストレートジュース」と偽装表示　業界の慣習か

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帝国ホテルでも加工品を「ストレートジュース」と偽装表示　業界の慣習か　[気になるニュース] [編集]

今度は帝国ホテルで偽装表示が発覚しました。

今月半ばから、阪急阪神ホテルズグループのレストランで
メニューに表示されている高級食材ではなく、似たような
安い食材を使い続けていたことが発覚した問題ですが、
今度は帝国ホテルに話が飛び火しました。

帝国ホテルといえば、国内外の重要人物が宿泊することで
有名な、ホテル界のトップに立つところです。

その帝国ホテルでも、７年前まで、
「フレッシュジュース」として、非加熱加工の
ストレートジュースを提供していたことが
今回わかりました。

ホテル側の発表によると、東京都千代田区の
「帝国ホテル」と、大阪市北区の「帝国ホテル大阪」の
コーヒーショップなどで平成１８年５月まで、
まるでその場でフルーツをしぼって作っているかのように
「フレッシュジュース」と表記しながら、瞬間冷凍した
非加熱加工品のストレートジュースを外部から
購入して提供していました。

ちなみに、食品についての法律JAS法の基準では、
加工したジュースには「フレッシュ」という言葉を
入れてはいけない、となっています。

帝国ホテルでは、メーカーから加熱殺菌した
ジュースに切り替えるように提案されたことを
きっかけに加工品の提供をとりやめ、生の果実を
ホテル内で絞って作ったものに切り替えたそうです。

ホテル側の言い分としては、
「偽装の意図は全くなく、当時は
生搾りのジュースと品質は
ほぼ同等と考えていた」としている。

「ほぼ同等と考えていた」といっても、
法律に「フレッシュ」という言葉を
使ってはいけない、と決められているのに
使っていたというのは、ちょっとまずいですよね。

ただまあ、７年前の話なので、
それほど大騒ぎしなくても
いいのかな、とは思いました。