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高畑勲監督の『かぐや姫の物語』公開記念に『火垂るの墓』が金曜ロードショーに ネタバレ・感想 変なエピソードあり [テレビ]

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ジブリ作品が好きな人には
たまらない秋の夜長になりそうですね。


高畑勲監督の新作アニメ
『かぐや姫の物語』公開を記念して
日本テレビの金曜ロードショーで
ジブリ祭りを開催するようです。来週の22日が
『火垂るの墓』

その次の週の29日が
『おもひでぽろぽろ』です。


『火垂るの墓』といえば、興味深い話がありまして。

あ、ちょっとネタバレになりますから、
まだ見てない人は注意してくださいね。



~~~~~ここからネタバレを含みます~~~~~


さて、『火垂るの墓』と言えば、主人公の清太と節子が、
米軍の神戸空襲で母親を殺されてしまいます。

海軍の軍人だった父親はフィリピンのレイテ沖海戦で戦死しており、
身を寄せた親戚のオバさんにはいびられて、
この兄妹はとうとう家出してしまいます。

二人だけで防空壕に住み着くのですが、
食料が無くなり、清太は盗みをはたらくように。

そのうちに妹の節子が病気になり、死んでしまうのです。

栄養失調と病気で意識がもうろうとしてきた節子は
ドロップとおはじきの区別すらわからなくなってしまいます。
そんな妹に、

「節子、それドロップやない。おはじきや」

というセリフがネットでは有名になりましたね。


そのあと、ただの浮浪児にまで落ちぶれた清太は、
戦後間もなく、駅前で行き倒れて死んでしまうのです。

そのストーリーの間じゅう、赤い姿で出てくるのが、
死んでしまった清太と節子です。二人とも幽霊になって、
自分たちが死んでいく様子をくり返し見つめている、
というなんとも救いのないストーリーです。



で、この映画のストーリーについて、
日本と海外では評価が違うんです。



何が?というと、「誰が悪かったのか」についての考えが違うのです。

日本では「親戚のオバさん」が悪いという意見が多いのですが、

海外では「清太が悪い」という意見が多いそうです。

清太が悪いという意見をまとめると、
だいたいこんな感じだそうです。

妹を自分の力で守ってやることもできない子供のくせに、 「父親がエリート軍人だ」という根拠のないプライドばかりで 親戚のイジメに耐えられなかった苦労知らずの甘ったれた お坊ちゃんが、妹を巻き添えにして死なせてしまうなんてヒドイ。 本当に妹を守ってやりたいのであれば、親戚のオバさんの イビリくらい耐えろよ。根性ナシが。それでもお前、男かよ。

という評価になるのだとか。


~~~~~~ネタバレここまで~~~~~

そう言われて改めて見れば、
たしかにそういうところもあるなあと
妙に感心しちゃいました。


ちなみにこの『火垂るの墓』は、上映されたとき、
『となりのトトロ』と二本立てだったのです。

『となりのトトロ』からの『火垂るの墓』
破壊力抜群過ぎてトラウマもんですね。


そうそう、『火垂るの墓』といえば、
原作者の娘さんが通う学校で、
火垂るの墓の文章についてのテストが
出たのだそうです。

終盤の悲しいシーンの文章から、
「この文章を書いた時の作者の気持ちを答えなさい」という問題に、
「(父は)締め切りに追われて焦っていました」
と答えておもいっきりバツにされ、
「だって本当だもん!」と怒ったのだとか。

あまりに面白すぎるので、ネタじゃないかと
半信半疑になってしまうエピソードですね。


それから、誰が残したコメントだったか忘れたのですが、

「海軍の軍人たちは、自分が死ぬ可能性を常に考えており、
『俺が死んだ時には家族を頼む』とお互いに約束しあっていた。
だから、『火垂るの墓』のように、海軍軍人の家族、それも
指揮官クラスの家族があんな露頭に迷うようなことはなかったはず」

なのだそうです。

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