ガンダムSEEDの世界が実現？親が望む通りの外見・中身の子供「デザイナーベビー」が作れる？ アメリカ企業「２３アンドミー」の遺伝子解析技術に特許 [気になるニュース]
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どんな赤ちゃんが生まれてくるかをあらかじめ判定できるという、
アメリカ企業「２３アンドミー」社の遺伝子解析システムに特許が出ました。
まるで「ガンダムSEED」のコーディネイターみたいですね。
この特許内容について、少しくわしく、かみくだいて説明しましょう。
このシステムは、自分の遺伝子と、相手の遺伝子情報を解析して、
どういう子供が生まれてくるのかというのを予測するシステムです。
これが発展すれば、あらかじめ「筋肉質で顔もイケメンな男の子」や
「頭脳明晰で容姿端麗な女の子」という、親が望むような条件を
満たす子供を作る「デザイナーベビー」が可能になってしまいます。
ガンダムSEEDであったような「コーディネイター」ができる、
ということですね。
ただ、今のところは、自分の遺伝情報と、
相手の遺伝情報を解析して「こんな感じの
子供になるよ」というのを予想してくれるだけです。
でもちょっと気になりますよね。
で、調べてきました。
両親（候補）の唾液（つば）に含まれる遺伝子の違いを
分析することで、色々わかるんだそうです。
病気だと、糖尿病やアルツハイマーなど、遺伝による
影響が大きい約１２０の病気にかかりやすいかどうかがわかります。
外見などでは、目の色に始まって、どんな筋肉がつくかなど
細かいところまで２５０ほどの項目を調べあげてくれます。
値段もお手頃で、価格は９９ドル（約１万円）で、
現在までに日本人を含め５０カ国以上の
４０万人にのぼる人たちに利用されています。
意外と安いんですね。もうちょっとするかと
思っていました。
ところでこの、「２３アンドミー」という会社、
そんなすごい特許を取ったのに、あんまり
知らなくて、こちらについても調べてみたら、
なんとGoogleの共同設立者らが出資して、
６年前に作られた会社なんだそうです。
すごいところにも手を伸ばしていますね、
Googleもやるなあ。
「親の望む通りの子供を、遺伝子をいじって
作る『デザイナーベビー』につながったり、
遺伝的な病気にかかりやすい人への
差別につながるから倫理的に問題だ」
とする人もいます。
例えば、この技術が進めば、お見合い結婚を
するときに、見合い写真と共に、遺伝子鑑定の
結果なんかも添えてくるようになるかもしれません。
「ほら、このお嬢さん、見た目も美人だけど、
遺伝子的にもガンになりにくいんですって。
ヨシオさん（仮）、この方になさいな」とか、
「うちの娘を、こんな糖尿病になりやすい
遺伝子をかかえたヤツにやれるか！」
なんていう場面が、ドラマで展開されるかも！
というのがまんざらウソでなくなってきました。
その一方で、デザイナーベビーに
賛成する意見もあるんですよ。
例えば、イギリスの超名門、
オックスフォード大学の
ジュリアン・サヴァレスキュ教授は、
賛成派なんです。それも
「デザイナーベビーは親の義務」とまで
言っちゃうくらいなんです。
賛成派の意見をまとめると
こんな感じになります。
「親が生まれてくる子に対して
優れた資質を求めるのは当然だし、
病気や問題を抱えやすい子を、
実際に子供を作る前から好んで
欲しがる親はいないだろう。
アルコール依存症や暴力気質、
精神病質といった遺伝的な欠陥を
持つ子供を生まないようにするべきだ。
デザイナーベビーの技術で遺伝的
欠陥をなくせば、犯罪発生率を低下させ、
結果として良い社会をつくり上げることになる。
だからデザイナーベビーを作るのは
親として当然持つべき権利であり、
社会の一員としての義務である」
あなたはどちらの意見に賛成ですか？
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どんな赤ちゃんが生まれてくるかをあらかじめ判定できるという、
アメリカ企業「２３アンドミー」社の遺伝子解析システムに特許が出ました。
まるで「ガンダムSEED」のコーディネイターみたいですね。
この特許内容について、少しくわしく、かみくだいて説明しましょう。
このシステムは、自分の遺伝子と、相手の遺伝子情報を解析して、
どういう子供が生まれてくるのかというのを予測するシステムです。
これが発展すれば、あらかじめ「筋肉質で顔もイケメンな男の子」や
「頭脳明晰で容姿端麗な女の子」という、親が望むような条件を
満たす子供を作る「デザイナーベビー」が可能になってしまいます。
ガンダムSEEDであったような「コーディネイター」ができる、
ということですね。
ただ、今のところは、自分の遺伝情報と、
相手の遺伝情報を解析して「こんな感じの
子供になるよ」というのを予想してくれるだけです。
でもちょっと気になりますよね。
で、調べてきました。
両親（候補）の唾液（つば）に含まれる遺伝子の違いを
分析することで、色々わかるんだそうです。
病気だと、糖尿病やアルツハイマーなど、遺伝による
影響が大きい約１２０の病気にかかりやすいかどうかがわかります。
外見などでは、目の色に始まって、どんな筋肉がつくかなど
細かいところまで２５０ほどの項目を調べあげてくれます。
値段もお手頃で、価格は９９ドル（約１万円）で、
現在までに日本人を含め５０カ国以上の
４０万人にのぼる人たちに利用されています。
意外と安いんですね。もうちょっとするかと
思っていました。
ところでこの、「２３アンドミー」という会社、
そんなすごい特許を取ったのに、あんまり
知らなくて、こちらについても調べてみたら、
なんとGoogleの共同設立者らが出資して、
６年前に作られた会社なんだそうです。
すごいところにも手を伸ばしていますね、
Googleもやるなあ。
「親の望む通りの子供を、遺伝子をいじって
作る『デザイナーベビー』につながったり、
遺伝的な病気にかかりやすい人への
差別につながるから倫理的に問題だ」
とする人もいます。
例えば、この技術が進めば、お見合い結婚を
するときに、見合い写真と共に、遺伝子鑑定の
結果なんかも添えてくるようになるかもしれません。
「ほら、このお嬢さん、見た目も美人だけど、
遺伝子的にもガンになりにくいんですって。
ヨシオさん（仮）、この方になさいな」とか、
「うちの娘を、こんな糖尿病になりやすい
遺伝子をかかえたヤツにやれるか！」
なんていう場面が、ドラマで展開されるかも！
というのがまんざらウソでなくなってきました。
その一方で、デザイナーベビーに
賛成する意見もあるんですよ。
例えば、イギリスの超名門、
オックスフォード大学の
ジュリアン・サヴァレスキュ教授は、
賛成派なんです。それも
「デザイナーベビーは親の義務」とまで
言っちゃうくらいなんです。
賛成派の意見をまとめると
こんな感じになります。
「親が生まれてくる子に対して
優れた資質を求めるのは当然だし、
病気や問題を抱えやすい子を、
実際に子供を作る前から好んで
欲しがる親はいないだろう。
アルコール依存症や暴力気質、
精神病質といった遺伝的な欠陥を
持つ子供を生まないようにするべきだ。
デザイナーベビーの技術で遺伝的
欠陥をなくせば、犯罪発生率を低下させ、
結果として良い社会をつくり上げることになる。
だからデザイナーベビーを作るのは
親として当然持つべき権利であり、
社会の一員としての義務である」
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